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口頭

放射線橋かけ技術を用いたポリマーゲル線量計の作製

廣木 章博; 山下 真一*; 木村 敦; 長澤 尚胤; 田口 光正

no journal, , 

放射線橋かけ技術を用いて作製したヒドロキシプロピルセルロース(HPC)ゲルを活用し、ゲルマトリクスと放射線検出液から成るポリマーゲル線量計材料を作製した。ゲルマトリクスであるHPCゲルは、20wt%のHPC水溶液を厚さ1mmに成膜した後、電子線照射により得た。水洗浄・乾燥したHPCゲルを低毒性のモノマー:2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)とポリエチレングリコールジメタクリレート(9G)と脱酸素剤:テトラキスヒドロキシメチルホスホニウムクロリドを含む所定濃度の水溶液(放射線検出液)に浸漬した後、真空パックし、ポリマーゲル線量計とした。作製したポリマーゲル線量計にコバルト60線源からの$$gamma$$線を照射し、白濁度合いを吸光度から評価した結果、ポリマーゲル線量計の吸光度は、10Gyまでの線量増加に伴いほぼ直線的に増加した。9G濃度とともに直線の傾きは増加し、9Gが白濁化に大きく影響を及ぼすことが分かった。これは、二官能性モノマーの9Gが増加したことにより、低分子量のポリマー・微粒子が多く生成したためと考えられる。2wt%のHEMA, 3wt%の9Gを含むポリマーゲル線量計は、わずか1Gyで白濁し、放射線治療線量の2Gyまでの白濁度合いの変化を視認できた。また、作製したポリマーゲル線量計は、X線でも白濁し、治療計画の照射野と白濁化した領域が一致することを視認できた。

口頭

ELISA法による照射牛生レバーの検知

菊地 正博; 小林 泰彦

no journal, , 

牛の肝臓に腸管出血性大腸菌が存在する可能性が示唆されたことから、平成24年7月以降、安全に生食するための有効な対策が見いだされるまでの間、牛肝臓を生食用として提供することが禁止された。$$gamma$$線照射は非加熱処理であり透過性が高いので、包装後に「生レバー」を殺菌し、生食用として安全に提供できると考えられる。将来、照射殺菌が実用化される場合は、照射したことを検知する手段が必要となる。そこで、我々が照射肉類の検知法として開発した化学発光-酵素免疫測定(ELISA)法が牛レバーに適用できるかについて検討した。0$$^{circ}$$Cで照射した牛生レバーから分離精製したDNA中の8-oxoGをELISA法で検出した結果、線量増加につれてシグナル強度はほぼ直線的に増加した。照射牛生レバーでは内在性と照射由来の8-oxoGが存在し、照射由来のそれは線量依存的に増加することが示唆された。検知のためには非照射サンプルとの比較が必要となり、実験誤差を考慮すると約2.5kGyを超える線量が照射された牛生レバーを識別できると考えられた。

口頭

照射が向きそうな食品、向きそうにない食品

千葉 悦子*; 飯塚 友子*; 市川 まりこ*; 鵜飼 光子*; 菊地 正博; 小林 泰彦

no journal, , 

世界では食品照射が実用化されているが、日本では照射食品のメリットを知る機会が乏しいため合意形成が難しい状態となっている。そこで、食のコミュニケーション円卓会議の有志は、食品照射の良さを伝えやすい具体例を挙げ、健全なリスコミを推進してきた。食品照射について体験実験を重ね、その情報を発信している。これまでの5年間で試した実験結果を俯瞰し、ニンニク、グリーンピース、筍、柿(次郎柿・種無し柿)、桃(白桃・幸茜)、ぶどう(ロザリオビアンコ・瀬戸ジャイアンツ・甲斐路・ピオーネ)、梨(新高・幸水)、リンゴ(つがる・ふじ・シナノスイート)、乾燥果実(ブルーベリー・イチジク)、栗、ちりめんじゃこ、茶(緑茶・紅茶・ウーロン茶)、牛乳、おつまみ昆布、かつお節削り節、香辛料の保存性と食味の観点から照射の向き・不向きについて分類した。りんごやぶどうは品種により向き不向きが異なる。乾燥果実では、脱酸素剤なしのブルーベリーは異臭がしたが、イチジクは問題なかった。照射時の酸素の有無等の条件や、料理の種類を含む使い方等により照射の向き不向きは異なり、限定的にしか使えない食品が多く、照射が非常に向くものは限られる。

口頭

加速器中性子による核医学診断・治療用RI製造

永井 泰樹

no journal, , 

医療分野では、主に半減期が数日以内の放射性同位元素(RI)を構成元素とし特定の臓器や細胞に集積しやすい放射性医薬品を用い、核医学診断・治療が行われている。核医学診断では、$$^{99}$$Moの娘核$$^{99m}$$Tcを用いて、三大生活習慣病等の診断が我が国では年間90万件行われている。一方、放射性医薬品を体内に投与し放射線でがん細胞を致死させる治療(RI内用療法)が$$^{90}$$Y等を用い行われている。現在、$$^{99}$$Moの安定供給に課題がある。またRI内用療法に期待されている$$^{67}$$Cuについて高品質のものを大量に製造する研究開発が長年行われている。我々は加速器からの高速中性子を用いこれらRIを製造する方法を提案、その開発研究を行っているのでその現状について講演する。

口頭

内用放射線治療に適したAt-211標識薬剤の開発; 基本物質アミノ酸誘導体への標識

鈴木 博元; 橋本 和幸; 西中 一朗; 渡辺 茂樹; 佐々木 一郎; 石岡 典子

no journal, , 

At-211は$$beta$$線よりも細胞殺傷能力の高い$$alpha$$線を放出することから、内用放射線治療への応用が期待されている。近年、腫瘍特異的に集積する様々なアミノ酸やペプチドの放射性薬剤が開発されていることから、At標識アミノ酸の合成手法を検討することで、多様な内用放射線治療薬剤開発への指針が得られる。そこで本研究では、アミノ酸誘導体としてBoc-Phe(4-SnBu$$_{3}$$)-OMeを用いた標識反応について基礎的な検討を行った。これまでにAtと同族元素であるヨウ素標識薬剤の開発研究は盛んに行われていることから、本検討では放射性ヨウ素を用いて同様の標識反応を行い、収率を比較検討した。その結果、Atはヨウ素と同様ハロゲン-スズ交換反応により標識可能であることが示された。今回検討に用いたいずれの反応条件においてもヨウ素よりもAtを用いた場合の収率が低かったが、73%の収率でAt標識アミノ酸を合成することが可能であった。

口頭

医療・バイオデバイスに向けたゼラチンの放射線改質

大山 智子; 大山 廣太郎*; 石渡 信一*; 田口 光正

no journal, , 

ゼラチンは生体内に存在するコラーゲンを変性させて得られる蛋白質で、食品や製薬、ドラッグ・デリバリー・システム等に広く利用されている生体適合性材料である。しかし、ゾル-ゲル転移温度が体内環境や培養環境温度に近く、耐熱性向上のためにホルムアルデヒド等の有毒な架橋剤を用いる必要があるなど欠点も多い。そこで本研究では、放射線架橋技術によるゼラチンの改質を試みた。ゼラチンは放射線分解型の高分子だが、純水に溶解させて得た物理ゲル(5-30wt%)に対し2MeV, 2mAの電子線を照射したところ、架橋に伴うゲル化が確認された。水のOHラジカル等を介し、ゼラチン分子の架橋が起こったと考えられる。ゲル分率とゾルの分子量の経時変化を分析した結果、得られたゲルは体内や細胞培養環境を模擬した37$$^{circ}$$C水中で7日間安定であり、架橋剤を用いずに耐熱性を向上させた放射線架橋ゼラチンハイドロゲルが作製できることが分かった。作製した放射線架橋ゼラチンハイドロゲルを用い、細胞培養試験も行った。

口頭

イオンビーム突然変異育種により作出した高温耐性獲得ダイズ根粒菌のゲノム解析

佐藤 勝也; 武田 喜代子*; 鳴海 一成*; 大津 直子*; 横山 正*

no journal, , 

根粒菌はマメ科植物と共生し、窒素栄養をマメ科植物に供給する。現在、化学肥料からの脱却を目指し、東南アジア等では、この共生関係を生かした根粒菌バイオ肥料の利用が奨励されている。しかし、化学肥料とは異なり、バイオ肥料は、輸送や保存時の高温による接種菌の活性低下等の問題があり改良が望まれている。これまで我々は、ダイズ根粒菌の温帯優良接種菌株である${it Bradyrhizobium japonicum}$ USDA110株を対象としたイオンビーム突然変異育種を行ってきた。そして、42$$^{circ}$$Cの液体培地中で少なくとも1週間は高い生存率を維持することが可能な高温耐性変異株の取得に成功した。本研究では、次世代シークエンサーを用いて高温耐性変異株の全ゲノムを解読し、野生株との塩基配列の比較によってDNA変異部位を同定した。ゲノムDNA塩基配列の比較解析の結果、高温耐性変異株M14において、1.27Mbpの逆位という大規模なゲノム構造変異、及び一塩基置換・欠失及び挿入などの18ヶ所の小規模なDNA塩基変異が存在することを明らかにした。これらの大規模な構造変異あるいは小規模な遺伝子変異がM14株の高温耐性に関与している可能性が考えられた。

口頭

プロセスレベルの線量標準化に関する国内外の活動状況

小嶋 拓治

no journal, , 

ヘルスケア製品の滅菌や食品照射などでは、線量計測結果に基づく工程管理・品質保証が行われており、これに用いる線量計測システムは、国際あるいは国家の線量標準により校正されること、すなわち遡及性を持つことが要求される。ここでは、こうした線量の標準化に関わる活動の現状を、国内外における規格の整備状況等を参照しながら概観する。

口頭

農業利用に向けた新しいRIイメージング技術

河地 有木

no journal, , 

近年、放射線イメージング技術は植物研究の分野において多くの成果を創出し、優れた分析技術として様々な実験手法が蓄積されてきた。本研究グループでは農業利用に向け、放射性同位元素(RI)で標識されたトレーサを用いて、栄養元素もしくは環境汚染物質の植物体内分布を、非侵襲的にかつ定量的に可視化するための技術開発を行ってきた。講演において、「RIで標識したトレーサを生きた植物体に投与し、体内トレーサ分布を離れた検出器を用いて可視化する」というコンセプトを実現させた新たなRIイメージング技術として、ガンマカメラおよびコンプトンカメラによる応用研究例を示す。

口頭

高分子系材料・機器の耐放射線性データベースの構築

杉本 雅樹; 島田 明彦; 宮下 敦巳; 吉川 正人

no journal, , 

加速器施設や原子力発電所では、様々な材料・機器が放射線環境下で使用されている。東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた作業では、それらがこれまで用いられたことのない高線量率の放射線環境下で使用されることになるため、これらの材料・機器を安全に長期間使用するには、耐放射線性の評価が必要となる。そこで、我々は原子力機構の報告書や学術誌からそれらの情報を収集し、「高分子系材料・機器の耐放射線性データベース(Database of Radiation Resistance on Polymer Materials and Equipment: DRRPME)」の構築を行った。本データベースには、高分子材料423件、機器・部品223件、油脂・塗料103件、有機複合材料129件について情報が収録されており、それらの名称や分類、放射線の種類、試験雰囲気等で検索できる。本発表では、本データベースが放射線環境下で使用される材料の選定作業等で有効に活用されるよう、概要や使い方、入手方法等を紹介する。

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